元5丁目のニート

今のところ元ニートが自分の人生やこれからのことを考えるブログ

ニートと一人暮らし

私は現在一人暮らしですが、
実はニート期間も最後のほうは一人暮らしでした

一人暮らしを始めた理由は、親との仲が悪化し、どうにかなりそうだったからです。
ニートの息子を抱えることになって、親は私以上にストレスを溜め込んでたと思います。
関係性は最悪でした。
親は歩み寄ろうという気持ちを、見せてくれていましたが、理屈なしに、ただ私の方が限界だったのです。
その時は親が憎かった。
上手くいかないのは、自分がダメなのは親のせいと思っていました。
尚、今は違いますし、親との関係は良好です。
今思えば、この親を憎むプロセスは結果、和解し合うのに必要な事だったと感じています。

さて、
まずニートが一人暮らしをするのは大変です
親の理解を得られればいいですが
得られない事も多いと思うのです。

私の親は過保護なタイプだったので
過保護というと、甘やかされて育ったように受け取られがちですが、結構厳しかったですよ
いろんな事を制限したり、成績なんかでも、厳しくて、100点とって当たり前、一番で当たり前ってスタンスでした。
だから、ニートは甘やかされて育ったからニートなんだ、という話を聞くと、少し反論したくなりますね。
ま、これも過保護の一側面なんですよね

少し話はそれましたが、私の親は、もう少し若い頃は子供をコントロールしたい、自分の目の届く範囲に置いておきたいタイプでしたので
そりゃ一人暮らしには反対しました。

ま、そんな前提なしに無職のくせに家を出たい、一人暮らししたい、なんて言っても、通る方がおかしいんですけどね。

私はなんやかんやで
親との話し合いから逃げ、
短期派遣バイトをしてお金を集めました
ニート生活が長く、あの頃は派遣のバイトすら行くのが怖かったですが、今の生活の苛立ちが勝りました。
あの時は、振り返ると、少し爆発していた…
今思えば躁状態のような、心理状態でした。
行動に根拠はなかったです
ですが行動力は私としては考えられない程、ありましたね
一人暮らしすれば、街に出れば、何かが変わるはず…と
無理矢理家を出る形で、一人暮らしを始めようとしました。

ですが、
家を借りるのが、しんどかったです。
身寄りのない家出人には、借りられる賃貸はほぼないのです。

運良く、なんやかんやで、住まいは見つかったんですがね。

それからは、貧乏生活が始まりました。
最初は、家を抜け出した事だけで安堵し、他に何もする気が起きませんでしたね。

ですが、一人暮らしニートと実家暮らしニートの決定的な差はやはりあります

一人暮らしだと、身の回りのことをする人が自分以外にいないのです
働かなければ、お腹が減るのです。
このままだと死ぬ…
そのことが、腐りきっていた私を流石に動く気にさせました
とにかく初めは派遣バイトでなんとか日銭を稼ぐ生活でした

柿ピーや、スーパーの試食で腹を満たす日もありました
正直、友達(リアル、ネット問わず)にはかなりお世話になりました。


結論として、一人暮らしは私にとって、正解でした。
あのまま家にいたら、まだ親に責任転嫁して恨みながら、部屋に引きこもっている生活をしていたかも知れませんね。

行動すれば、それには根拠がなくても、何かが変わる。そのことを身をもって学びました。

私の世界は、あまりにも狭すぎましたね。
大学を出て、就職する。
そんな人生以外にも沢山の生き方があり、そうして生きている人がいる事を、ニート生活と、その後の一人暮らし、フリーター生活で知りました。